訪問介護

 

住み慣れたご自宅で、いつまでも生活できるように支援いたします。
調理・掃除・洗濯などの生活援助や、入浴・食事・排泄・移乗などの身体介護を
資格を持ったスタッフが提供いたします。

 

訪問介護員(ホームヘルパー)が、被介護者(要介護者・要支援者)の自宅を直接訪問し、食事・入浴・排泄など直接身体に触れる身体介助、掃除・洗濯・調理などの家事面における生活援助を行うサービスです。利用者が自宅にいても自立した日常生活を送れるように生活を支援することが目的です。
介護保険法第7 条の6 において「要介護者又は要支援者であって、居宅において介護を受けるものについて、その者の居宅において介護福祉士その他厚生労働省令で定める者により行われる入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話であって、厚生労働省令で定めるもの」と定義されている。

要介護者にとって最も大きなメリットは「住み慣れた自宅で介護サービスを受けられる」という点です。
要介護者にとって、自宅での生活を無理なく継続することができ、安全に自宅での生活を続けられます。また生活スタイルに合わせたサービスを提供してくれるため、利用者は生活リズムを崩さずに生活できます。
慣れ親しんだ自宅を離れて新しい環境に移り住むことは大きなストレスになる可能性がありますが、訪問介護であれば自宅で介護サービスを受けられるため、そのような心配はありません。
次に、自宅における生活を続ける場合、基本的にその介護の負担は家族にかかってきます。
しかし、訪問介護サービスを利用することで、効率的にその負担を軽減させることが可能です。一人暮らしの高齢者の場合、身体介助や生活援助を受けられるだけでなく、離れて暮らす家族にとっては、健康状態や安否を知る有効な手段として役立ちます。

訪問介護の利用対象者は、要介護1~5(介護サービス)要支援1~2(予防介護サービス)の人です。
65歳以上の方で介護認定を受けられた方が対象になります。ただし、特定疾病と呼ばれる16 種の病気が原因で介護を必要とする人であれば、40 歳から利用できます。

訪問介護(予防訪問介護)で行えるサービス

 

 要介護認定の方は訪問介護、要支援認定の方は予防訪問介護になります。

 

 身体介護 

 

    ケアスタッフが直接利用者さまの身体に触れてお手伝いするサービスです。

     食事の介助・排泄の介護・衣類の着脱介助・身体の清拭 
     洗髪のお世話・入浴介助・部分浴 ・体位変換等の介助
     口腔の清潔・車いす移乗・歩行介助・じょく瘡予防
                その他上記に必要な一連の行為

 

 生活援助 


    ケアスタッフが利用者さまに代わって、家事全般日常生活の支援を行うサービスです。
    日常生活の援助であり、 高齢者が単身、家族が障害・疾病などのため、本人や家族が家事

    を行うことが困難な場合に行われるものをいいます。

      掃除・洗濯・ベットメイク・衣類の整理・被服の補修・調理
      配下膳・買い物・薬の受け取り・相談援助・情報提供
                     その他上記に必要な一連の行為

 

 

訪問介護利用の流れ

 

 1.居住地域の市区町村で要介護認定の申請を行い、要介護度・要支援認定を受ける必要があります。(先にケアマネージャーに相談ください)

 

 

 2.ケアマネージャーにケアプランについての相談
  要支援1~2 の場合は、地域包括支援センターに相談しながら介護予防サービス計画書を作成します。
  要介護1~5 の場合は、居宅介護支援事業者(ケアプラン作成事業者)に依頼します。

  居宅介護支援事業者から依頼を受けた介護支援専門員が、被介護者本人やその家族の希望などを聞き、

  また被介護者の状態を確認・考慮しながら、最適なケアプランを作成していきます。

 

 

 3.作成されたケアプランをもとに、サービス開始します。
  細かい援助内容の確認をすると同時に、訪問時間や利用回数などのスケジュールを組んで、
  ケアプランに反映します。利用者本人と家族が納得するケアプランが完成したら、サービス開始です。

 

訪問介護の利用料

 

訪問介護は、要介護度による費用の違いはありません(時間当たり)。

要介護1の人も、要介護5の人も同じ料金となります。

 

訪問介護(要介護1~5)

通常の時間帯の代表的な基本料⾦ (午前8 時00 分〜午後6時00 分)


訪問介護(要介護1~5)

区分利用時間1回の利用料
身体介護30分未満
30分以上1時間未満
1時間以上1時間30分未満
267円
423円
618円
生活援助20分以上45分未満
45分以上
195円
240円

介護予防訪問介護(要支援1・要支援2)

区分利用回数1ヵ月の利用料
予防訪問介護Ⅰ週1回程度の利用1,254円
予防訪問介護Ⅱ週2回程度の利用2,506円
予防訪問介護Ⅲ週3回以上の利用3,975円

加算

加算種類金額
初回加算214円
処遇改善加算Ⅰ1ヵ月の利用料に13.7%加算
特定処遇改善加算Ⅱ1ヵ月の利用料に4.2%加算

* 基本料金に対して、早朝(午前6 時~午前8 時)・夜間(午後6 時~午後10 時)帯は25%増し、深夜(午後10 時~午前6 時)は50%増しとなります。
* 上記記載、並びに表について一割負担額で記載があります。二割負担の方は倍の負担額となります。